トピックス

神戸大学法学部と附属学校との連携授業を行いました

 第10回目となる連携授業は,法学部のご協力の下,2月7日(土)に開催し,小学校4年生~中等教育学校5年生までの希望者及び保護者約90人が大学の先生の授業を受けました。

 対外政策論,国際関係論がご専門の多湖淳准教授には,「「実験」と「言葉の科学的分析」で解き明かす国際政治」というテーマで授業をしていただきました。
 国際政治学は戦争と平和をテーマに始まったことや,実証政治学は仮説を立てた上で科学的に検証する学問であるとの説明がありました。 検証には実験を用いることや,数学,特に確率の知識が必要であることを知り,また,実際に英語の資料を見ながら,実験と内容分析という研究手法について学びました。 授業は先生の質問に答えながら楽しく進み,先生からは「あきらめず身につくものとして勉強してください。」と学ぶ姿勢についても教えていただきました。

馬場健一教授の授業

 法社会学がご専門の馬場健一教授には,「アニメで法学入門-魔法少女契約の有効性について-」というテーマで授業をしていただきました。
 アニメ作品を素材に,「契約をしてくれたら,ひとつ奇跡を起こしてあげる」という言葉で主人公たちが契約を結び,残酷な運命を背負うことになったストーリーから, 「契約」は口約束でも成立することや,危険な契約を結んでしまった場合に法律で何とかならないのかということを,民法を使って考えました。 「契約」は思いもよらない結果をもたらすことを踏まえて,「法律は世の中を賢く生きぬくために大きな力と知恵を与えてくれる」という示唆をいただきました。 授業は,アニメの映像資料を見ながら面白く学ぶことができ,子どもたちは熱心に聴き入っていました。


 ~授業を受けた児童生徒の感想~

 ◆小学校4年生-大学では難しい勉強をすることがよく分かった。民法や政治国際的なこと,数学を勉強したいと思った。
 ◆小学校5年生-この授業を受けて「法律」にもっと興味を持つことができた。
 ◆中等教育学校1年生-黒板に書くことが少なく,自分の耳で聞いた内容の中から重要な話を抜粋してノートに書くという
                 作業が大変だった。聞く力がすごく大事だと思った。
 ◆中等教育学校2年生-とても分かりやすい説明で,難しい内容も簡単に理解できた。アニメが面白かった。法律が身近
                 に感じられた。
 ◆中等教育学校4年生-契約の裏には複雑な仕組みが隠されているということが分かった。
 ◆中等教育学校5年生-今まで勉強したことのないような社会のしくみを学べてとても興味深かった。



 西洋政治史がご専門の安井宏樹教授には,「法学部ってどんなとこ?」というテーマで,法学部案内をしていただきました。

法学部ってどんなとこ?

 法学部は法律学や政治学を学ぶ学部で様々な授業科目があり,卒業生の進路は,法曹界を始め公務員や企業など多岐にわたっているという説明がありました。
 特に,神戸大学法学部は,研究者として第一線で活躍する先生が多く,「少人数授業など,先生と顔をつきあわせて,勉強する中で出てきた疑問をぶつけ,勉強に役立てていく場」が充実していることを知りました。


模擬法廷の様子








 また,見学場所となった「模擬法廷」は裁判所の法廷そっくりの教室で,裁判所の仕組みも勉強することができました。子どもたちは裁判官席に座ったり,写真を撮ったりして,「すごい!」という感嘆の声をあげていました。
 授業や見学を通して神戸大学法学部の魅力をたくさん知ることができ,子どもたちにとって非常に貴重な体験となりました。


 ~見学に参加した児童生徒の感想~

 ★小学校5年生-たくさんのことを知れて法学部は楽しそうだと思いました。
 ★小学校6年生-実際に模擬法廷を見ることができておもしろかった。
 ★中等教育学校2年生-私は,法学部に強い興味を持ちましたが,模擬法廷を見てなお一層強くなりました。
 ★中等教育学校3年生-自分の興味のある分野を探し,「誰が」教えているかまで調べてから受験する,というのは将来
                 の大学受験のとき是非やりたいです。
 ★中等教育学校5年生-実際に法廷の中に入り,裁判員裁判など,法を身近に感じることができました。



(附属学校部)